返済事故がなければまずパスすることが出来る、キャッシング審査

キャッシングとは、厳密にはローンとは異なり、個人向けの比較的少額の融資のことを指す。審査は融資の可不可、融資額の限度を決定する為に行われる。提出書類は身分を証明するものとしては、運転免許証・健康保険証・パスポート等のいずれかが必要になる。

借り入れ金額が50万円を超過する場合は、収入を証明する書類として、源泉徴収票・給与明細、課税証明等が必要となる。審査の実際はまず、個人信用情報をチェックする。クレジットカードの使用履歴を調べ、カードの返済遅延がなければ、何の問題もなく、審査をパス出来る。

多重債務者であるか否かもチェックされる。この審査は、申し込み者がキャッシング利用者として、信頼出来得る人物かを調べる為に行われる。概ね3ヶ月の返済遅延、5年間の債務整理が明るみに出た場合、審査通過は難しい。個人信用情報のチェックをパスした場合、属性スコアリングの審査を受ける。

この審査は、キャッシングでは最も重要とされている。年齢、性別、収入状況、勤務先、勤続年数、居住形態、加入保険等々、重要視される項目は、細かい事項まで調査の対象となる。この審査では、既婚者よりも独身者が有利だとされ、年齢は若い程、住居に関しては居住年数が長い程有利とされる。また、持ち家、分譲マンションの場合が最も有利とされる。

ただし、購入後の年月が浅いと、ローンを組んでいると見做され、マイナス要因となる事もある。職業は、何よりも安定した職種である公務員が優遇される。逆に、個人事業者、自営業者等への審査は、厳しくなる傾向がある。それぞれの項目について、細かく点数が決められている(例えば、自己名義の持ち家だと20点、下宿だと5点等々)。

ただ、この審査をパス出来ない事は、まずない。これら審査に使用された情報は、全ての金融機関が共有している。それゆえ、過去に「闇金」などを踏み倒しても、情報としては残っているので、隠す事は出来ない。また、最も気を付けなければならないのは、返済日だ。

キャッシングでは、返済日は「絶対」なのだ。何はともあれ、多少返済金額が少なくとも、返済日を必ず守ることが、キャッシングを受けた者の義務であり、キャッシング会社との信頼を繋げる意思表示となる。何はともあれ、一般のクレジットカード、消費者金融のカードで融資を受ける場合のメリットは、担保や保証人を必要とする銀行からの融資と比較して、はるかにスピーディーな審査、即日融資を究極とする短時間での融資可能な点に尽きよう。

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