役者の世界を目指していた時、助けてもらったのはキャッシングと先輩

岩手県在住 G.Eさん(40歳)
キャッシングとは私達にとっては身近な存在でした。今でも身近な存在ではありますが、徐々に利用しなくなっていって久しいです。あの頃は本当にお金に困っていて、キャッシングがなかったら生きていけなかったですね。今でも若い人達はそうじゃないでしょうか。

私達役者を目指していたのですが、先輩たちの話を聞かせてもらう時はもっと激しかったのを覚えています。先輩たちの時代はキャッシングや消費者金融というのはそこまでメジャーではなかったみたいで、闇金に借りて追い掛け回されたりした人もいたそうです。

昔から今まで、芸能を極めようとする人たちというのは、お金がないものでした。お金を持っていないからこそハングリー精神が出て「絶対に成功してやる」と多くの人は思うものです。私もその一人でした。結局は同期たちに比べてどうも自分には才能がないと思い、諦めたわけですが。

今も昔もお金がない役者の卵たちを助けてくれるのがキャッシングと先輩たちだったのです。キャッシングとは友だちみたいなもので、それがなければ家賃や光熱費を払うことも難しかったでしょう。アルバイトだけではやっていけないのです。

そして先輩です。先輩はもう卒業してしまった人達も含めて、みんな安定している収入を持っていたりします。収入が安定してきた人たちにお願いしておごってもらったことがあるのは私だけではないと思います。みんなそうやって食費を浮かせてきたのです。

普通に生きているうちではキャッシングにもあまりお世話にならないでしょうし、お金がなくて食べていけないという状況になることもあまりないと思います。しかし夢を追いかけている人ほど、そういう苦しい状況になりがちなのです。

今は先輩とキャッシングなどしか頼りになるものがありません。そして今後も夢を叶えるのは苦しみの連続だと思います。だからこそ夢を叶えた人たちっていうのは、すごく輝いているんじゃないか?って思います。

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